
火災保険に入りたい。初心者でもわかりやすく、まずは火災保険をざっくりでもいいから知りたい。
という方向けの記事です。



保険てほんと小難しいですよね。なるべくわかりやすく理解できるように、火災保険とは何なのか、基本をまとめてみました。
火災保険に入るための最初のステップです。いっしょにモヤモヤを無くしていきましょう。
もうすこし具体的に火災保険の事を知りたい方は→【火災保険の補償範囲【内容編】】
もうすこし具体的に火災保険の事を知りたい方は→【火災保険の補償範囲【免責編】~補償されないケース~】
この記事でわかることは..
- 火災保険のキホン
- 火災保険を検討するためのキホン
もうすこし具体的に火災保険の事を知りたい方は→【火災保険の補償範囲【内容編】】
もうすこし具体的に火災保険の事を知りたい方は→【火災保険の補償範囲【免責編】~補償されないケース~】
火災保険を一言でいうと?
「財産」に不幸が起きた時に、お金を受け取れるサービスです。
ここでいう財産とは、 「自宅&家財」です。保険をかける対象ですね。


不幸って?
火災保険でいう不幸とは、自宅&家財が「壊れる」「汚れる」「なくなる」状態。火災保険の専門用語でいうと「損害」のことです。


お金って?
火災保険でいうお金とは、壊れたり汚れたりなくなった自宅&家財を「元通り」にするためのお金。
もうすこし具体的にいいますと、修理費、清掃費、再建築費です。
元通りとは
「元通り」とは、壊れる・汚れる・なくなる以前の状態にすること。つまり、もう一度おなじモノを手に入れることです。


火災保険を検討するための2つの考え方
火災保険に限らないですが、自分にとって必要な保険を検討するための考え方が2つあります。
この考え方を理解すると「保険とは何ぞや」が分かってきます!
1つ目の考え方:相互扶助(=保険会社が提供するサービス)
考え方の1つ目は、少しのお金で大きなお金を補償してもらうこと。保険の種類を問わない共通の考え方です。
保険会社が提供するサービスとは、少しのお金を多くの方から集めて、不幸が起きた方に大きなお金を給付するサービスです。
これがよく聞く?「相互扶助」ってやつですね。


相互扶助のメンバーは、契約者です。多くのメンバーを取りまとめているリーダーが保険会社、という感じです。


あとで書かれている【火災保険の全体像】でこの考え方を使います。
ちなみに、その金額が少しかどうか、大きいかどうかは、自分次第です。
2つ目の考え方:移転すべきリスク(=保険に入るべきリスク)
考え方の2つ目は、金額が大きいと思う事柄は、移転すべきリスクということ。移転する=保険に入る。
リスクとは何でしょうか?
「危険」「危険性」?
ここでいうリスクとは、「損失×確率」です。どれぐらいの確率でどれだけ失うか。
何を失うのでしょうか?
失うものは、「お金」です。つまり、「「不幸」が起きることで失うお金×確率」
生きていくには何だかんだお金が必要だ。
生きていると、「○○になってしまうかもしれない」といういろいろなリスクがありますよね。たとえば「明日死ぬかもしれない、病気になるかもしれない」。比較的に小さい事でいえば「明日、寝坊するかもしれない」、など。
自分にとって大小いろいろなリスクがあります。
そのいろいろなリスクをクラス分けする考え方がありまして、そのうちの一つが「移転すべきリスク」。
- 無視すべきリスク = 放っておいてOK
- 予防すべきリスク = 予防できるので予防
- 回避すべきリスク = 近寄らない
- 移転すべきリスク = 保険に入る


- 少しのお金で大きなお金を補償してもらう
- 自分にとって大きなリスクを転嫁(移転)する
この2つの考え方は、火災保険に限らず、あらゆる保険を選ぶ際の大事なポイントの一つなので、この考え方を意識しながら火災保険を選んでみてください。
火災保険の全体像
登場人物を使って火災保険の全体像をみると、より理解しやすいと思います。
主な登場人物は、契約者と保険会社です。


双方どのような関係でいるのか、整理してみましょう。火災保険に入る前と後に分けてみます。
さきほど出てきた保険について1つ目の考え方、少しのお金で大きなお金を補償してもらうこと。保険の種類を問わない共通の考え方です。
この考え方を使って解説していきます。
火災保険に入る前
契約者 | 保険会社 | |
---|---|---|
なぜ | 少しのお金(保険料)で 大きなお金(保険金)を補償してもらうため | サービスを提供して 利益を得るため |
いつ | 火災保険に入る時 | |
なにを | お金(保険料)を払う | お金(保険料)をもらう |
どうやって | ネットや代理店を通じて |
火災保険に入った後
契約者 | 保険会社 | |
---|---|---|
なぜ | 少しのお金(保険料)で 大きなお金(保険金)を補償してもらうため | サービスを提供して 利益を得るため |
いつ | 不幸が起きた時 | |
なにを | お金を(保険金)をもらう | お金(保険金)を払う |
どうやって | ネットや代理店を通じて |
「壊れる」「汚れる」「なくなる」その原因は?
「不幸」とは、財産である自宅や家財が「壊れる」「汚れる」「なくなる」ことでしたよね。
火災保険は、「不幸」になっと時に、お金を受け取れます。
その「不幸」になる原因があるはずですよね。
火災保険でいう「不幸」の原因の具体例をみていきましょう。
原因は、いくつかあります。
原因その1:火災
ヒントは、火災保険という名称です。
そうです、「火事」ですよね。
たとえば、火の不始末で床の一部が燃えてしまいました。けれども、早急に火元を消すことができました。
そうすると、自宅&家財はどんな状態になっていますか?
床は、燃えたことによって「壊れる」「汚れる」「なくなる」状態になります。
さらに、不幸は床だけではありません。壁や天井は、炎による黒煙で真っ黒になりますよね。
原因その2:台風
もうひとつ具体例です。
台風などの自然災害の被害を受けた時、自宅はどうなりますか?
大型台風が自宅を直撃し、屋根の一部や雨どいの一部が強風によって「壊れる」あるいは「なくなる」状態になります。
物が飛んできて窓ガラスを突き破り、そこから雨風が自宅の中を水浸しにして「汚れる」状態もあり得ますよね。
知ってのとおりだと思いますが、昨今は自然災害が多発しています。
火災保険に入っている方がお金を受け取るケースが増加傾向。そのため、保険会社が相次いで保険料の値上げをしているんです…
全国、世界レベルで悲惨な状態が続いています。
火災保険を利用した悪徳業者に注意→記事【火災保険を利用した詐欺師!?の正体】
まとめ
このように、火災保険とは、不幸が起きた時に、自宅&家財を元通りにするためのお金を受け取ることができます。
- 保険とは、財産(自宅&家財)に不幸が起きた時に、お金を受け取れるサービス
- 保険とは、少しのお金で大きなお金を補償してもらうサービス
- 移転すべきリスク(=保険に入るべきリスク)を考える
- もらえるお金は、自宅&家財を「元通り」にするためのお金
もうすこし具体的に火災保険の事を知りたい方は→【火災保険の補償範囲【内容編】】
もうすこし具体的に火災保険の事を知りたい方は→【火災保険の補償範囲【免責編】~補償されないケース~】